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OFFICE&STAY

貸倉庫から町屋スタイルのSOHOへリノベーション

 

 プランニングのベースは町屋。高さ4.2mを2層に分け、吹抜を介して全ての空間を繋げた。   

 オフィスは1階に、居住スペースは2階へ。玄関土間は接客及び資料室を兼ねている。そこへ、南北を貫く廊下を軸に執務スペースとバックヤードを配置。サニタリーはプライベートの使用も兼ねているので一番奥に配置し、トイレ・ランドリー・シャワーブースを置いている。執務空間は天井高さ確保の為上部吹抜とし、2階個室をその前後(玄関土間とサニタリー上部)に配置。又、渡り廊下の幅を1間(1.82m)確保し、ダイニングスペースとする。  

 外壁面には断熱材を充填し、シナ合板仕上げ。内部は、柱・梁を現し、配線も露出としている。床は構造用合板に柿渋の黒を塗り、土間は灰墨を混ぜたモルタルで黒く仕上げた。素材を現しで見せ、仕上げ材の更新を極力無くした。

 OFFICE&STAYは、吹抜による高さと低さ、素材の持つ明るさと暗さ、現しとした柱や梁の組合せが、凛とした空間を創り出している。

 

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